日時:2008年2月2日(土) 13:00〜16:00
- 会場:諏訪教育会館
- 参加人数:38名
内容
(1)総会
牛山俊英支部長の挨拶に続き,今年度の事業報告や会計報告が行われた。今年度は,支部会員が前年度よりも増えたことや夏期特別研修会に大勢の会員が参加したこと,永明小学校で行われた全国大会に支部としても後押しができたことなどが報告された。また,来年度へ向けて,ソニー子ども科学教育プログラムへの論文応募をより活発にしていくための展望が話し合われた。
(2)ソニー子ども科学教育プログラム論文応募説明会
ソニー教育財団より嶋田寛徳先生をお迎えし,今年度の受賞校の様子,来年度の応募に向けた要点等を熱く丁寧にご説明いただいた。
- 受賞校の様子と,そこに参加することによる“次の担い手”の育成。
- 日々実践していることを記録し,ふり返っていることが大切。
- 子ども時代に大切にしたいこと。〜自身の具体の経験をまじえて〜
- 教師自身のふり返りと記録の継続。そのためのデジカメの活用。
- 応募に向けて,自分の学校の課題をきちんとつかむ。その上で,「課題に視点をあてるのか,もっと伸ばしたいところに視点を当てるのか」。また,「そのために,どんな工夫をするのか」。
- 仮説の設定の仕方に注意。視点がぼやけてしまわないように。
- 質,量ともに応募の増を待っています。
(3)講演会
- 演題:『出会いで進んだ御池山隕石クレーターの研究』
- 講師:坂本 正夫先生(飯田市立下久堅小学校長)
飯田市立下久堅小学校長であり,地質の研究の面でも第一人者である坂本正夫先生をお招きして,日本で初めての隕石クレーターを発見し,その謎を解き明かすプロセスを,豊富な写真や図表を用いてお話しいただいた。講演には,一般の方も聴講に来られ,地域にも開かれた研修会となった。
〜講演から〜
- 初任の学校の時から,少しずつ調査を継続していたこと。
- 半円形の地形から,隕石によるものと思いついたこと。
- 堅いチャートの薄片を作製するのに1枚2時間はかかること。その薄片を1000枚作製したこと。
- 信州や北海道,岡山などの研究者との出会い。
- 2年間,大学に送って分析し続けた“最後の試料”の中に,隕石による衝撃を受けた石英が見つかり,そこにハンガリーの研究者が居合わせたことで国際学会への発表につながったこと。
- 多くの大学の協力を得ながら,多様な調査分析の手法を用いて謎を解き明かしてきたこと。
全体を通して
これまでの支部活動の歩みを確認し,また,次年度以降についての展望も語られた会であった。まとめの際には小松正夫前支部長からもご挨拶をいただき,さらに懇親会場に席を移して,会員相互の情報交換や講演で語り尽くせなかった研究の話などでなごやかなひとときが持たれた。今年度の支部活動に積極的に参加,協力をいただいた会員の皆様,ソニー教育財団やソニー科学教育研究会の関係者の皆様に御礼申し上げるとともに,来年度も活発な活動を通して共に力量を高めあっていきたい。
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