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秋田支部 特別研修会 活動報告
 
  1. 日時: 11月29日(土)〜11月30日(日)
  2. 会場: 大仙市嶽雄館,嶽の湯,秋田県立農業科学館
  3. 参加人数: 20人
  4. 講師: 浦野  弘(秋田大学教育文化学部 教授)
    青谷 晃吉(大仙市教育委員会 学校教育課長)

【内容】

1日目 ( 開会行事 / 授業研究会 / 講師講話 / 研修会報告 / 分科会 )
2日目 ( 分科会報告 / 農業科学館研修 / 閉会行事 )

<1日目(12月1日)>

1 開会行事

(1) 支部長あいさつ  田口  隆先生(秋田市立旭北小学校 校長)
 先日のニュースで学校で籾殻から活性炭を作り地域のために役立てているという報道があった。学校が地域のためにどのようなことができるか,考えていくべきではないか。また,地方は予算が削られ,高齢化も進み,秋田のよさを全国に発信することが難しくなってきている。我々であれば秋田のよさをアピールできるのではないか。この秋田をどのようにして,活性化させていくか考えていきたい。
(2) 地区会長あいさつ 千田 文和先生(美郷町立六郷中学校 校長)
 今回の研修会では,秋田県立農業科学館での体験活動を取り入れるなど,実りのある研修会になるように心がけた。授業研究会や分科会では指導の先生方のお力を得て,研修を深めたいと考えている。
(3) 講師・指導者等紹介
(4) 研究の視点について  テーマ「科学好きな子どもを育てる授業の創造」
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2 VTRを使用した授業研究会

授業者  物部 長秀先生(大仙市立大曲中学校)
助言者  青谷 晃吉先生(大仙横手市教育委員会指導課 指導主事)
単元名  いろいろな力の世界
 今回,VTRで提示された授業は,大仙市立大曲中学校の10年経過研修の校内授業研修として行われた授業である。内容は1分野「力と圧力」の「圧力は力の大きさと面積に関係があることを見いだす」場面の授業であった。本時の授業のポイントの一つめは問題解決的な実験の展開である。そのために,「紙コップの上に立つためには,どうしたらよいか。」という課題を各グループごとに解決する活動を取り入れていた。ポイントの二つめは,発表ボードを活用しての学び合いと表現力の向上である。各グループの実験の結果から,力の働きについて,自分の考えをまとめ,それをグループで出し合い,発表ボードにまとめるという行程で学習を進めていた。
 協議では,生徒が発表ボードに自分たちの考えを早くわかりやすい表現でまとめることができ,表現力が向上しているという感想が出された。また,紙コップが板に接している部分は縁だけなので,コップが増えても面積が増えたと考えるのは難しいのではないかという意見も出された。さらに,力の分散や面積について紙コップの代わりに剣山を利用した場合の例なども出され,協議が深まった。
 助言者の青谷先生からは,次のような助言をいただいた。
  • 観察や実験を考察する活動や概念を説明する活動は,実社会に反映する活動であると言われており,それに対応した授業であった。発表ボードを使って意見を出し合う活動は有効であった。
  • 紙コップの上に乗る人をおなじにするという条件で実験を進めていたが,乗る人を変えることで重さと面積という二つの条件で考えることも大切ではないか。
  • これからは小中高の内容のつながりを大切にして,授業に望んでほしい。本時の授業は5年生の振り子の条件統一と関連しているので,それを意識した働きかけが大事である。また,小中の連携も授業を見合うだけでなく,一緒に授業をするなどさらに踏み込んだ連携をしていきたい。
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3 講師講話

講師  浦野 弘先生(秋田大学教育文化学部 教授)
 最近,授業参観した中で,主発問が曖昧なため,思考が広がらない授業が見られた。主発問に対する子どもの反応への対応をどうするか,それが教師にとって重要ではないか。主発問のための準備としては児童生徒に興味を持たせることが大切である。そして,単元が終わったときに児童生徒が「もっとやってみたい。」と感じる授業が,興味関心を高める授業だと考えている。
  ベテラン教師の授業観を伝承していくために,ビデオ撮影を通した授業研究に取り組んでいる。一つの授業を数人でビデオ撮影し,それぞれがどのような視点で撮影したかを意見を出し合うことで,若い先生方に授業の見方を伝授している。
  学びあう授業を展開するためには,豊かな発想が生まれるような仕掛けが必要である。そして,話し合いのあとに,思考が進化しているかがポイントになる。
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4 東日本ブロック研修会報告

横手市立増田中学校  藤島 秀栄先生
テーマ「科学が好きな子どもを育てる教育 〜科学的な思考を育てる理科・生活科〜」
 藤島先生から基調提案の概要について説明があったあと,参加したエネルギーの分科会での取り組みについて説明があった。特にジェットコースターモデルを利用した高さとエネルギーとの関係を調べる学習について詳しい報告がなされた。

5 分科会T・U

 分科会は小3「風とゴムのはたらき」,小6「てこの規則性」,中学校1分野「運動の規則性」の3分会である。各自が実践例や教材等を持ち寄り,その単元の特徴や探究力を育てるための手だてについて話し合った。

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<2日目(12月2日)>

1 分科会報告

 「風とゴムのはたらき」分科会では,風で動く車を3年生の子どもでも簡単にゴムで動く車に改良するためには,どのような車がよいか,話し合われた。また,単に遠くまで動かすのではなく,調整力を養うための手だてについても検討されていた。
 「てこの規則性」分科会では,てこを使うことの良さに気づくことができるように,ピンセットやトング,和ばさみなど支点が外側にあるものをという意見が出されていた。また,算数の反比例の学習と関連させたいという意見が出された。
 「運動の規則性」分科会では,体感を通して理解が深まるように,導入で動滑車と定滑車を用いて友達を持ち上げるときの力の違いをとらえられるしていた。そして,単元の終わりには,もの作りを通して力学的エネルギーの移り変わりと保存について理解が深められるようにしていた。

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2 農業科学館研修

(1)大根飴作り
  講師  佐々木 崇先生
       (秋田県立農業科学館研修員)
 大根の持つ消化酵素(アミラーゼ)の働きを利用した大根飴作りを行った。大根をすり下ろし,大根汁をデンプンのりに混ぜる段階まで行った。酵素が働き,煮詰める段階は,各自,自宅へ持ち帰って行った。
(2)炭焼きの講話と消臭剤作り
   講師  川崎 伝次郎先生
 農業科学館には,炭焼き小屋があり,定期的に炭焼き体験を行っている。そこで実際に炭を焼き,炭焼き体験の講師をしている川崎先生から,炭焼きの方法や苦労などをお聞きした。その後,そこの窯で作った炭を使って,消臭剤作りを行った。
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3 閉会行事

次回開催地区からのあいさつで,二日間の全日程を終了した。


 
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