- 日時:平成21年1月10日(土)9:00〜16:00
- 会場:三戸郡五戸町立南小学校
- 参加人数:19名
- 司会:SSTA青森支部 事務局長 藤田裕司
今回の研究会では、支部会員が授業に使って効果的だった教材、実際にあまりやったときがない実験などを紹介したり行ったりすることで、教師に理科教育(科学教育)の楽しさを味わってもらおうと「驚き!!教材開発〜教師の好奇心が揺さぶられれば、子どもの好奇心も揺さぶられる〜」と題して研究会を行った。
内容
■開会行事・講師紹介( 9:00〜9:40)
工藤支部長から今年度の青森支部の活動の報告やこれからの活動について話があった。特に、12月20日に青森市で行われたものづくり教室で実際に作ったジャンピング・カー(スターリングエンジンを活用したもの)を提示し、実際にその場でやってみた。これには、参観者も面白そうに参観していた。
また、青森支部主催で2月11日に行われる「環境フォーラム」への参加を促し、これからも支部全体で活発な活動をしていきましょうと挨拶した。
■若手教員研修会の報告(9:40〜10:30)
宮古和行先生(八戸市立長者小学校)
加藤綾子先生(八戸市立東中学校)
宮古先生からは6年「大地のつくりと変化」の単元について、ボーリング調査の資料を使って見えない地下の様子を「推論」を重視した指導案が検討したと報告された。話し合いでは、地図や八戸市史の活用やボーリング調査結果の教師の処理の仕方についてなどアドバイスがあった。
加藤先生からは水の合成実験を単元にどのように生かしていくか話し合ったことが報告された。実際に水の合成実験を行い、参観者に体験してもらった。話し合いでは、安全に水素燃焼実験を行うための留意点について確認があった。
■東日本ブロック研修会の報告(10:45〜12:00)
- (1)「てこは支点が命」 五戸町立上市川小 藤田裕司先生
- 支点がないくぎ抜きを使って、釘を抜かせる活動から子どもに「支点がなければてこにならない」ことを実感させる実践を発表。支点のないくぎ抜きや、20kg計れる大型ばねばかりを使って実際に体感したり「力」を計測したりした。参観者は「これは使える」と次からの実践への意欲がわいていたようだった。
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(2)「溶けるってどういうこと」他 青森支部支部長 工藤隆継校長 -
水溶液とコロイド溶液の違いをレーザーポインターで確認した。その後、セロハンを使った実験で子どもたちがどのように「溶ける」を考えるのか発表した。
コンデンスミルクとココアでカルデラ実験では、カルデラのでき方を身近な材料で実験した。授業にあまり関係ないように見えるが、このような科学体験を通して、子どもが科学に好きになることもあると主張していた。
(3)「水とアルコールの沸点の違い」 八戸市立第二中 原隆司先生
- 中学校ではよく行われているが、小学校でも「温度による状態変化」で子どもたちに実生活に結びついた活用として理解が深められると考えられる。実際に蒸留したアルコールに火がついた瞬間、小学校の先生方から拍手が起こった。
- (4)トリチェリの実験 五戸町立倉石中 田代さゆり先生
- 実際にトリチェリが行った実験を追試した。水銀を満たしたガラス管を使った大気圧の実験は、書物などで目にしたことはあったが、実際に目の前で行われると感動が大きい。子どもたちも、きっと視聴覚機器を使っての体験より実際に体験したほうが感動すると改めて実感させられた。
そのほかにも、静電気を使った実験器具の紹介(八戸市立北稜中 井上教頭)シャボン玉でリフティング(南部町立名久井小 久保先生)片栗粉で火山灰実験(天間東小 松山勉)などの発表が行われた。
■閉会行事(15:45〜16:00)
同じ教材を使っても工夫次第で子どもに科学に対する関心を高められることが分かり、非常に有意義な研修会であった。これからも子どもが科学にもっと関心を持つための教材開発を青森支部から発信していきたいと考えている。 |