- 期日・・・平成20年8月5日(土)〜8月6日(日)
- 会場・・・岡山市 ピュアリティーまきび
- 講師・・・広島大学大学院教授 角屋重樹 先生
(1) 研修の概要
本研究会では,「わかる喜び」を積み重ね,学ぶことが楽しいと感じる子どもの育成をめざし,理科・生活科の授業作りを中心に研究してきた。これまでの実践から,「結果から結論を導き出す子どもの思考の在り方」に課題が多いととらえ,その改善策として,平成18年度よりPISA型学力育成の視点を取り入れた授業作りを行った。PISA2003年度調査における日本の子どもの学力的な課題が,我々が日々感じている理科学習の課題と重なる部分が多く,PISA型学力を育成することが,理科の授業改善につながると考えたからである。
昨年度の夏季研修会(H19.8)では,情報の取り出しの段階に重点を置いて,研究した。それに基づいて,いくつかの授業実践を行い,冬季研修会(H20.2月)において,分析・評価を行った。
本年度は,これまでの成果と課題を踏まえ,解釈・熟考・評価の段階のおいて,子どもの思考力・表現力を深めるための言語技術の育成を視点として,理科の授業改善ブランを作ることを通して,PISA型読解力についての理解を深め,理科学習との関連性を深めていった。
(2) 成果と課題
成果として「緻密に理論を組み立てる」と「人との関係を創る」という視点において,一定の成果を得ることができた。実験の結果を見て「何か思うことは」など漠然としたことを聞くのではなく,思考の視点を児童に示すことにより児童が思考しやすくなるようにに工夫した。具体的な視点は下記の別ファイルに示すとおりである
また,B区分の植物の育成のように非常に長い時間がかかり,再実験が極めて困難な教材においては,クラスの友達や他の班の結果が重要になってくる。そこにデータというものに責任が生じることとなる。相手に信頼されるデータとして考えさせるにはどんな条件がいるのかと考えると,下記ファイルに示すような緻密に構成する思考の視点が必要となってくる。吟味した結果,承認できる。だから信頼する。友達のやった実験は自分たちと同じ価値があるという考えを持つことができるだろう。そうすることによって児童同士の信頼性が生まれると考える。本支部ではこのような考え方に基づいてさらに研究を深め実践を進めていきたい。
(3) 研修で作成した資料
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