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学校はもうすぐ平成16年度を迎えます。
会員の皆様におかれましては、15年度のまとめをしながら新年度への希望と夢を大きく膨らませてみえることと思います。
今年度は、新学習指導要領実施の2年目として、初年度に築いた土台の上に骨格を造り上げる年でありました。ただいまは最後の柱の1本のボルトを締めかかっているところだと思います。早くも2年目にして指導要領は部分改訂されますが、本筋は変わりませんので、骨組みを作り直す必要はありません。ここ2年間の取り組みに自信をもって進みたいと思います。
さて、愛知支部は今年度も多くの成果を上げることができました。第一は、第3回子ども科学教育プログラムには愛知の17校と1グループが入賞するという成果を収めました。おしくも入賞をされなかった学校においても「方向性はすばらしい、来年度が期待される」との評価を聞いています。こうしたことは科学教育研究会愛知支部の誇りであります。これも会員の皆様がそれぞれの学校で中核となり、また先導者となり活躍されている結果であり敬意を表します。第二は夏山小学校の発表会です。夏山小学校がすばらしい発表をされたことは勿論でありますが、夏山小の成果を自らのものにしようと発表会には支部会員の多くが参加されたことです。こうした切磋琢磨し高めあう「愛知支部会員の空気」がすばらしいと思います。研修の機会を与えていただいた夏山小に感謝申し上げます。第三は、愛知支部特別研修会および福井、滋賀の研修会に多くの会員に参加していただけたこと等です。多くの成果に乾杯です。
私たちは「科学が好きな子どもを育てる」をテーマとして取り組んでいます。育て方、育てる方法は多種多様です。私は、中でも一番大切にしたいのは「授業をいかに創るか」だと考えています。
授業創りも観点・視点の異なる多種多様な論があります。その中でも私は大切にしたいと考えていることが三つあります。その第一は「論語読みの論語知らず」の子どもを育てることにならない授業、論語を読みたい意欲が起き、読むほどに理解が深まり、態度化がなされていく授業でありたい。第二に、教えるべきことを教え、教師が自らの役割をきちっと果たす授業。「こんなことも教えられていないのか」とか「活動はあったが今日の授業で子どもは何を身に付けたのか」と感じる事がある。子どものニーズを大切にしながら、発達課題を適切に捉えた指導や次の段階への土台となることをきちっと授ける授業でありたい。第三は子どもの認識の段階を踏まえたい。概念は瞬時に形成されるものではなく、低次なものから高次なものへと次第に広がり、深まり、高まっていくものであると思う。この段階を十分意識した「子どもの分かり方に即した」授業でありたい。こうした授業により、子どもの出来る・分かるという充実感・効力観・有能観は、「得意になる・ますます好きになる」状態を醸成していくものと考えています。子どもが主体的に知恵を生み、磨いていく授業を創造したいものだと思います。
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